小説『クリムゾンの迷宮』はどんなお話? 読んだ感想やネタバレなしのあらすじも紹介

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小説

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“読書の秋”と言いますが、本を読むことは別にいつやってもよいものです。

真夏の暑い日にクーラーをつけてゆっくりと読書。真冬に外で雪が降っている中コタツで読書。オールシーズン楽しめるののが読書です。

私は通勤電車の中で本を読むのが日課になっています。以前はスマホをいじっていましたが、何年か前から本読みに変わりました。仕事に行くために電車に乗るのが楽しみになったほどです。

学生の頃は本を読むことなんてほぼなかったのに今は漫画から小説までジャンルを問わず大好きです。

今回は『クリムゾンの迷宮』という小説を紹介します。物語のあらすじは紹介していますが、大きなネタバレは含んでいません。ぜひ興味があればあなたも読んでみてください。




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小説『クリムゾンの迷宮』はどんなお話?

  • 作品名:クリムゾンの迷宮 
  • 著者 貴志祐介
  • ジャンル:ホラー小説
  • 初版発売年:1999年
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ーあらすじー

妻と離婚し、失業生活をしていた藤木芳彦は見たこともないような景色の中で目を覚まします。そばには携帯型のゲーム機がおいてありました。

「火星の迷宮へようこそ」

ゲーム機にそんな言葉が現れます。

「ゲームは開始された。迷宮を抜け出てゴールを果たしたものは、約束の賞金を受け取り地球へ帰還することができる」

続けてそんな文章が現れました。

日本から遠く離れた見知らぬ場所で、恐ろしいサバイバルゲームが始まります。

 

 

『クリムゾンの迷宮』を読んだ感想

ホラーと言えば貴志祐介さん、というぐらい貴志さんの作品はどれもドキドキしますが、この作品はとくにハラハラドキドキします。

物語全体は一言でいえば9名の人間によるサバイバルゲームです。しかもそんじょそこらのサバイバルではなく、恐ろしさがこみあげてくるサバイバルゲームですね。

物語の中に出てくるバングルバングルという場所は実際にオーストラリアに存在する世界遺産です。そこはまるで火星のように赤茶色の岩がたくさんあるところだそうです。物語を読むと恐ろしい場所のような印象がついてしまいますが、とても美しい壮大な景色が楽しめる観光スポットとなっていっます。

その他にも作中にはゴアンナというトカゲの名前が登場しますが、これもゴアナという実際にオーストラリアにいる大トカゲのことを指していると思われます。

またサバンナ地帯に多く分布するバオバブの木も出てきます。

何年か前についに日本にも上陸してしまったヒアリ(fire ant)も名前だけですが登場しています。

現実にはあり得ない設定のサバイバルゲームが舞台なのですが、このように現実に存在する多くのものがリアリティーを出しており、物語に引き込まれていくという感じがしました。

サバイバルゲームの内容もリアリティーとゲーム要素がうまく組み合わさっており、情報・食料・武器といったものの中から生き残るために何を優先して得ていくのかなといった設定が面白かったです。

途中、とんでもなく恐ろしい敵から追われることにもなります。その敵も最初のアイテム選択が絡んでおり・・という感じでところどころに出てくる伏線がだんだんと全てつながっていき、やめられなくなってしまいます

文章は難しくなく、登場人物の把握などもしやすいので、普段本を読まない人も読みやすいでしょう。

かなり過酷なサバイバルゲームですが、少し恋愛要素?もからんで最後まで楽しんで読むことができますよ。寝不足覚悟で読んでみてください。



まとめ

怖い映画やテレビ番組など見たくないのに見たくなるってことありますよね。小説も同じです。気になり過ぎて怖いのに最後まで見てしまいます。

今回紹介した作品は特に話のテンポもよく、どんどん読み進めていける作品です。私は普段通勤電車の中で読むだけですが、あまりにも先が気になるので帰ってからも読みふけるような作品でした。その結果、私は2日で読み終わっています。

かなり古い作品なので図書館や古本屋さんでも手に入りやすいと思います。

ぜひ興味のある方は読んでみてくださいね。




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