表紙にアニメーションなイラストを使ったり、挿絵を入れたりしてちょっと若者向きなイメージで作られているライトノベル。中高生が読むものという感じがしますが、作品によっては大人も十分楽しめます。
ここでは、そんなライトノベル作品の中から、小説『泥の分際で私だけの大切を奪おうだなんて』を紹介しています。
作品の基本的な情報に加えて、おすすめのポイントをまとめました。また、アニメ化や実写化についても調べています。
ぜひ読んでみてください。
小説『泥の分際で私だけの大切を奪おうだなんて』はどんな漫画?
- 作品名:泥の分際で私だけの大切を奪おうだなんて
- 作者:真野真央
- ジャンル:ライトノベル
- 刊行日:2022年3月25日
- 出版:KADOKAWA MF文庫
- 原作:ツユ楽曲『泥の分際で私だけの大切を奪おうだなんて』
- 監修:ぷす
小説『泥の分際で私だけの大切を奪おうだなんて』は、真野真央さんによる作品です。
音楽ユニット・ツユの楽曲「泥の分際で私だけの大切を奪おうだなんて」が原作となっています。楽曲を作詞作曲されたぷすさんが監修を務められています。
主な登場人物
天使ちゃん
天界に住む女の子の天使。先輩からは後輩と呼ばれている。
先輩から好かれていることを自覚しており、自分も先輩のことが大好き。
先輩
天界に住む天使ちゃんの先輩天使の男の子。
天使ちゃんのことを溺愛している。
泥
15歳の女子高生。天使ちゃんと先輩天使2人が守るべき対象の人間の女の子。泥という名は天使ちゃんから付けられたあだ名。
友達はおらずいつも一人だが、心優しい女の子。
あらすじ
“非業の死を遂げる運命の少女を守れ”
天界に住む2人の天使に使命が与えられた。
天使は大好きな先輩天使と一緒に、人間の女の子の命を守るために人間界に降り立つ。
「美しい天使である私たちが、翼も持たない醜い人間の女の子を守るなんて・・。」
天使としてはそんな気持ちで始めた使命。大好きな先輩もずっとそう思っているはず。なのにーー。
小説『泥の分際で私だけの大切を奪おうだなんて』はここがおすすめ
小説『泥の分際で私だけの大切を奪おうだなんて』
本日発売です!
文庫サイズではなくB6判、やや大きめのサイズになります。
書店によって置いてあるところまちまちかもですが、ぜひ探してお手に取ってみてください~! pic.twitter.com/ye3AfKWTZo— 真野真央@『泥の分際』小説発売中 (@LX_maomao) March 25, 2022
小説『泥の分際で私だけの大切を奪おうだなんて』は読みやすいところがおすすめです。
小説という言葉を聞くと、どうしても字がたくさんで読みにくいと感じる人も多くいます。
もちろん、小説『泥の分際で私だけの大切を奪おうだなんて』もライトノベルと言えど、“小説”というジャンルなので、字はいっぱいあります。しかし字がいっぱいあっても読みやすいという不思議な魅力があるのです。
多めの会話文
小説『泥の分際で私だけの大切を奪おうだなんて』は会話文が多く使われているので、とても読みやすくなっています。
文章というのは、会話文が含まれている方が読みやすいと感じる人が多いようです。会話を入れると自然に行替えをすることになりますし、人物の心情が想像しやすいという効果があります。国語の文章問題でも、説明文よりも対話文の方が解きやすいという人は多いのではないでしょうか。
字を読むのが苦手だという人も、きっと小説『泥の分際で私だけの大切を奪おうだなんて』は、会話中心でさくさくスラスラ読めてしまいますよ。
邪道かもしれませんが、会話の部分だけ読んでもけっこう楽しめちゃいます。
カタカナの量がちょうどいい
文章の中に使われているカタカナの量に読みやすさを感じました。
以前、カフェでコーヒーを頼んだ時に、「ミルク多めでお願いします」と言うと、「アドミルクですね。」と言われたことがあります。そこは「ミルク多めですね」でいいのでは?と思ってしまいました。
カタカナは、ひらがなや漢字の集団の中に入ると読みやすい言葉となりますが、その量が多すぎるとくどくなってしまう印象があります。ルー大柴さんのように、わざとカタカナを多く用いて話をするのは、面白いですが通常の会話がそれだとちょっとくどいですよね。外国人ならわかりますが、日本語を母国語としている人なら「やめてくれ」と言いたくなります。
小説『泥の分際で私だけの大切を奪おうだなんて』は、カタカナを使った言葉は決して少なくはありませんが、その量はちょうどいい読みやすさを感じる量となっています。
もちろんちょっと難しい漢字もありますが、漢字の苦手な人もいい感じに出てくるカタカナのおかげで、難しくて読めないということにはならないでしょう。
少なすぎず多すぎずの感じが好きです。
天使ちゃん視点
物語が、主人公である天使ちゃんの視点で書かれているところに読みやすさを感じました。
天使ちゃんは人間でいうと女子高生という年ごろの女の子。そしてキャラ的には真面目系ではなく、どちらかというとギャル系とか陽キャ系といった具合の女の子です。
そういう子の言葉は、正しい日本語ではないということもありますが、とてもわかりやすいという魅力があります。言いたいことがはっきりしているという感じです。きっと声にしたら、ぼそぼそとしたしゃべり方ではなく、ハキハキとしていて聞き取りやすいのではないでしょうか。
難しい言葉は使われていないので、どんどん読めてしまいますよ。
人間を下等種族のような目で見ている天使ちゃんですが、なぜか憎めません。
小説『泥の分際で私だけの大切を奪おうだなんて』アニメや実写はある?
泥 の 分 際 2 0 0 0 万 ☔㊗️ pic.twitter.com/lorpenVpai
— ツユ (@TUYU_official) July 3, 2022
小説『泥の分際で私だけの大切を奪おうだなんて』はアニメ化も実写化もされていません(2023年4月現在)。
インパクトのある面白い内容なので、映像でも見たいと思ってしまいますが、残念ながら今の段階で映像化の情報はありませんでした。個人的には実写よりもアニメ版を見てみたいなと思っています。
小説『泥の分際で私だけの大切を奪おうだなんて』は、アニメや実写にはなっていませんが、漫画にはなっています。絵もしっかり楽しみながら読んでみたいという人は、かわいい絵柄なので漫画版もおすすめですよ。
まとめ
【ツユの名曲から誕生!!】小説『泥の分際で私だけの大切を奪おうだなんて』紹介 アニメ化や実写化についてもについてまとめました。
- 小説『泥の分際で私だけの大切を奪おうだなんて』は、真野真央さんによる作品
- 小説『泥の分際で私だけの大切を奪おうだなんて』はツユの楽曲「泥の分際で私だけの大切を奪おうだなんて」が原作
- 小説『泥の分際で私だけの大切を奪おうだなんて』は読みやすいところがおすすめ
- 小説『泥の分際で私だけの大切を奪おうだなんて』はアニメ化も実写化もされてない(2023年4月現在)
楽曲を先に聞いている側としては、物語序盤からせつなくなりました。
小説『泥の分際で私だけの大切を奪おうだなんて』は、あらかじめ歌を聞いていても聞いていなくても楽しめる作品だと思います。
聞いていなければ完全に知らない作品として楽しめますし、聞いていてもネタバレを知っているからつまらないということにはなりません。
あなたもぜひ読んでみてください。