題名に惹かれて読み始めた漫画『赤髪の白雪姫』。素敵な題名通り、美しい世界観のファンタジー漫画でした。
漫画は電子より紙面派の私ですが、こちらの漫画は電子版で読んでいます。ここではそんな漫画『赤髪の白雪姫』の見どころと読んだ感想、そして私が使った無料アプリを紹介します。ネタバレはしていません。ぜひ最後まで読んでみてください。
漫画『赤髪の白雪姫』はどんな漫画?
- 作品名:赤髪の白雪姫
- 作者:あきづき空太
- ジャンル:少女漫画・ファンタジー
- 掲載誌:LaLa DX → 月刊LaLa
- 出版社:白泉社
- 発売コミックス巻数:25巻 ※第26巻の発売日は未定
漫画『赤髪の白雪姫』は2006年から2011年にかけて「LaLa DX」で連載され、その後「月刊LaLa」へ移り、連載が継続されました。2023年4月現在も連載中の作品です。
電子版を含め、累計発行部数は540万部を超える人気作品です。
作者のあきづき空太さんは女性漫画家で、2002年、「LaLa DX」に掲載された漫画「ユートピア」でデビューされています。こちらの作品は、「第31回ララまんがグランプリゴールドデビュー賞」を受賞しています。
<あらすじ>
生まれた時から美しく赤い髪色を持つ白雪は、母国・タンバルンのラジ王子にその髪色の珍しさから興味を持たれ、妾になるように求められる。
白雪はラジ王子から逃げるために一人、国を逃げ出した。
逃げる途中の森で偶然、ゼン・ミツヒデ・木々という3人に出会う。白雪は気兼ねなく話せる3人と森で一緒に過ごしていたが、3人の正体はタンバルンの隣国・クラリネスの王宮の者だということがわかる。
中でもゼンはクラリネス王国の第ニ王子だということだった。
<主な登場人物>
白雪
赤い髪を持つ美しい少女。18歳。生まれはタンバルン王国。多少のことには物怖じしない強さを持ったしっかりとした女の子。薬剤師として働いている。
ゼン・ウィスタリア・クラリネス
クラリネス王国の第ニ王子。19歳。王子としての政務もきちんとこなすが、時々お城を抜け出して城の外を散策することもある。
側近であるミツヒデと木々には絶対的な信頼があり、3人だけの時は名前も呼び捨てで、友人同士のような言葉遣いでお互い接している。
ミツヒデ・ルーエン
ゼンの側近で近衛兵の一人。23歳。ゼンが13歳の時から仕えており、ゼンに対する忠誠心も強く、ゼンからの信頼も厚い。剣の腕前もかなりのもの。
木々・セイラン
ゼンの側近で近衛兵の一人。20歳。冷静沈着な美しい女性剣士。美しさと剣の腕前から他の兵士からも人気が高い。ゼンが14歳の時から仕えている。
オビ
黒髪の男性騎士。おそらく21歳。剣術より体術系の戦い方が多く、高いところに身を潜めたり、木と木の間を飛びまわったりと、昔の日本でいう忍びのようなイメージ。
漫画『赤髪の白雪姫』を読んだ見どころポイントと感想
漫画『赤髪の白雪姫』の見どころは3つあります。
白雪の強さ
漫画『赤髪の白雪姫』は白雪姫という題名からグリム童話の白雪姫を想像することができますね。物語の舞台もヨーロッパをイメージさせる王宮がメインですので、作者もグリム童話から白雪姫という言葉を使ったのかもしれません。
しかしグリム童話・白雪姫とかぶっているのは序盤に出てくる毒リンゴのみ。あとは全く童話を連想させるものは出てきません。
グリム童話の白雪姫は小人や王子様に助けてもらう女の子ですが、赤髪の白雪姫は自分の力で自分の道を切り開いていく強い女の子です。
薬剤師という職業を持ち、祖国を離れてからも王宮の薬剤師として働くために、厳しい試験に挑む姿が素敵です。
第ニ王子ゼンと親しくしているということは後ろ盾にせず、自分の力で自分の場所を確保する姿勢がとてもカッコイイですよ。
ゼンと白雪の距離感がいい感じの恋愛
王子様は自分が願えばすぐに好きな女の子が手に入りそうですが、そんなことはありません。自分の立場を考えながら行動すると、ただの薬剤師の女の子とおおっぴらにつきあうのはなかなか難しいのでしょう。
でも好きなんでさらわれたら全力で助けるし、抱きしめるしキスもします。
ただし本当にそれだけ。
二人の距離は男と女としてはほどよい距離感を保ちつつ、心はどんどん繋がっていくという感じです。
見た目はやんちゃっぽいのに女の子の扱いにはかなり紳士的な王子・ゼン。その”THE紳士”という感じの姿には、思わずきゅんきゅんしてしまいますよ。
揺るぎない主従関係
少女漫画である『赤髪の白雪姫』ですが、仲間の絆も見どころの一つとなっています。
ゼンを守る側近・ミツヒデと木々。物語の初めから登場する二人ですが、途中で過去の話も出てきて、「こうやって信頼関係を築いてきたんだなぁ」と感動するポイントが出てきます。
途中からの登場のオビについてはネタバレになってしまうのであまり書けませんが、言葉に出さなくてもゼンを心から慕っていることがよくわかり、ゼンもオビを信じているというのがとてもよくわかります。
元々の敵が味方になったり、領地内の他の城へ出向いたり、そしてそこで原因不明の病が発生したり・・。まるでRPGゲームにありそうな壮大な展開が出てくる作品です。
白雪自身の生き方も女性として憧れることができ、長編漫画ですが、まだまだ飽きることなく読み進められそうです。
漫画『赤髪の白雪姫』が無料で読めるアプリ
漫画『赤髪の白雪姫』は無料で読めるアプリがあります。
そのアプリは『マンガPark』。白泉社が運営している電子漫画アプリです。
毎日無料でフリーコインと呼ばれる120コインが付加され、1話30コインで読むことができます。
その他広告を見ることでボーナスコインを30コインもらえます。広告は1日に5回分見ることができるので、フリーコインとボーナスコインを合わせれば1日9話分読むことができることになります。
かなりお得な漫画アプリですよね。
完全無課金で私も『赤髪の白雪姫』を読み進めています。新しいものはフリーコインが使えなくなりますが、更新されて次の話が配信されればフリーで読めるようになるようです。
時間がかかっても無料で読みたい人にはオススメですよ。もちろん白泉社の他作品もたくさん配信されています。
漫画『赤髪の白雪姫』はアニメ化・実写化してる?
漫画『赤髪の白雪姫』は実写化はしていませんが、アニメ化はされています。
放送は第1期が2015年の7月~9月、第2期が2016年1月~3月でした。
アニメ版ではPVで「鏡よ鏡・・」という白雪姫のお決まりのセリフがありました。
ファンタジーな世界観はアニメにしてもよく似合いそうですね。
アニメ『赤髪の白雪姫』は第1期、第2期ともに、現在動画配信サービス「U-NEXT」で見放題配信中です。
まとめ
漫画『赤髪の白雪姫』は、あきづき空太さんによる少女漫画です。「月刊LaLa」で現在も連載が続いています(2023年3月現在)。
しっかりとした強さを持った女性白雪と王子ゼンの恋愛物語でもあり、仲間たちとの信頼関係が見どころの物語でもあります。
全話ではありませんが、かなり多くの話数が無料漫画アプリ「マンガPark」を使って読むことができます。
アニメ化もされており、第2期まで放送されています。
戦いあり、恋愛ありの男女ともに楽しめる作品です。ぜひあなたも読んでみてください。