漫画が面白いです。絵がある分、小説よりも読みやすく、かわいい絵にはとても癒されてしまいます。
今回は癒しというよりは少しミステリアスな雰囲気の漫画『私たちはどうかしている』を紹介します。
恋愛要素を含む少女漫画でありながら推理小説のようなドキドキもあって、読み始めると先が気になって止まらない!そんな作品です。
ここでは私が読んだ感想や映像化ついてまとめています。
また、ネタバレはしないように登場人物やあらすじも紹介するのでぜひ最後まで読んでみてください。
漫画『私たちはどうかしている』はどんな漫画?
- 作品名:私たちはどうかしている
- 作者:安藤なつみ
- ジャンル:少女漫画・ミステリー漫画
- 掲載誌:BE・LOVE
- 巻数:17巻 ※第18巻は2023年1月10日頃発売予定
- 出版社:講談社
漫画『私たちはどうかしている』は、2016年から現在まで雑誌「BE・LOVE」で連載中の作品です。
恋愛ものではありますが、ミステリー要素が含まれていて、通常の少女漫画よりも少し大人っぽい作品となっています。
物語の舞台は金沢であり、和菓子を扱うお話です。かわいらしい和菓子がたくさん登場し、美しい着物姿の描写も多いので、絵を見るのも楽しめる作品です。
漫画『私たちはどうかしている』の主要登場人物とあらすじ
<主要登場人物>
・花岡七桜(はなおか なお)
主人公。和菓子職人であった母親の姿を見て育ち、自分も和菓子職人へとなる。小さなころは母親と一緒に光月庵に住み込みの使用人として住んでいた。椿とはその時に出会っている。
・高月椿(たかつき つばき)
光月庵の跡取り息子。小さなころはよく笑うかわいい男の子だったが、現在はクールな印象。和菓子とお店のことをとても大切にしている。
・高月今日子(たかつき きょうこ)
光月庵の女将。七桜のことをよく思っておらず、何度も嫌がらせをする。
ーあらすじー
5歳の頃、七桜は住み込みの従業員としてお母さんが働く光月庵に一緒に住んでおり、そこで光月庵の跡取り息子・椿とも仲良くしていた。
椿は明るく人懐っこい性格で、一緒にお菓子の話をするのは七桜にとってとても楽しみであり、子供ながら椿に対して恋心を抱いていた。
ある日の朝、すでに起きて部屋からいなくなっている母親を探すために庭に出た七桜は、椿の父親である光月庵の店主が殺されている光景を目撃する。
殺害現場に居合わせた椿はだれか見たかと問われ、七桜の母を指さした。
殺人犯の容疑をかけられた七桜の母と七桜は光月庵から追い出されることとなる。母は裁判中に死んでしまい、一人残された七桜は15年の月日を経て、過去にとらわれずお菓子職人として働いていた。
そんな時にお客様の一人が七桜のお菓子を結婚式の引き出物として注文したいと言ってきた。
大喜びする七桜だが、相手側は昔から贔屓にしているお店に頼もうとしているといい、そのお店は光月庵だという。
七桜は小さな頃に殺害現場を見てしまったことが原因で、赤い色を和菓子の着色に使うことができない。
“桜”をテーマにした引き出物の和菓子に赤い色が使えないのは致命的であるため、七桜はこの話を断ることにした。
過去の恐ろしい記憶は消えないけれど、七桜は大好きなお菓子作りを精一杯がんばろうと気持ちを前向きに持つ。
そんなときにお店に「七桜の母親は人殺し」という謎のメールが届く。
お店をやめることになり途方にくれる七桜は、偶然出会った男性に母親から手紙を預かっていると告げられる。
その手紙の中身を見た七桜はもう一度結婚式の引き出物の話を受けたいと願い出る。
そしてどちらのお菓子を使ってもらえるのかを決めるお菓子対決となり、七桜は15年ぶりに椿と再会する。
漫画『私たちはどうかしている』を読んだ感想
少女漫画とも言えますが、ミステリアスな要素がたくさんあるミステリー漫画だということもできると思います。そこに七桜と椿の恋愛やライバルなんかも登場するので、恋愛ものとして読むこともできるなぁと感じました。どちらの要素もドキドキ感たっぷりになっています。
母親殺害の場面は1話目にさっそく出てきますが、その時点ではわかっていないこともまだまだたくさんあり、後々少しずつ状況や背景などがわかってくるという感じです。
椿も七桜も子供のころのことなので記憶が鮮明なわけではありません。実際の殺害現場を訪れたり、きっかけになるようなことを聞いたりすることでだんだんを真相に近づいていきます。そんな小出しの仕方が読んでいるこちらをうずうずさせ、1巻が終われば続きを読むのがやめられなくなってしまいました。
恋愛面についてもとても読みごたえがあります。
特殊な状況の二人ですから、すんなり両想いというわけにはいきません。障害も多く、秘密を抱えなければならないという状況もあり、とにかく早く二人を仲良く一緒にいさせてあげてくださいと祈りたくなるようなお話です。
キュンキュン系の漫画が好きな私ですが、このお話はキュンキュンというよりハラハラドキドキでしたね。そしてあまりにかわいそうで胸が痛くなることもしばしばあります。
読んでいて辛くなるほど七桜や椿に同情してしまうことが多いですが、最新巻が出るのが楽しみでたまりません。
また、作中にはたくさんの和菓子が登場します。どれもかわいくて見ていて楽しいのですが、せっかくなのでカラーで見たいなとも思いました。作中で登場した和菓子のレシピ本などが発売されればうれしいです。
漫画『私たちはどうかしている』は実写化やアニメ化はしている?
漫画『私たちはどうかしている』はアニメ化はしていませんが、実写ドラマとはなっています。
放送は日本テレビ系で水曜22:00からの放送です。9月30日に最終回を迎える予定です(最終話は21時からの2時間スペシャル)。
原作がまだ終了していないので、ドラマの最終回がどうなるかが気になりますね。原作に忠実にそって実写化しているようなのでおそらく原作のきりが良いところまでで最終回とし、また続編として登場するかもしれません。
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※追記:ドラマ『私たちはどうかしている』は無事に放送終了を迎えました。最終回は原作とは異なったものとなり、椿と七桜の恋もうまくいって二人は幸せなハッピーエンドを迎えています。原作漫画の方はまだまだ続いていますが、ドラマと同じように原作でもぜひハッピーエンドを迎えてほしいと思います。
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まとめ
漫画『私たちはどうかしている』は雑誌「BE・LOVE」に現在も連載が続いているミステリー系少女漫画です。恋愛要素とミステリー要素がしっかりつまった、一度読むと止まらないような内容となっています。
2020年にはドラマ化もされた作品です。
漫画の方も定期的にコミックが発売されています。最新巻の発売がとても楽しみですね。
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