漫画『SPY FAMILY/スパイファミリー』は、アニメ版も多くの人たちに親しまれている大人気作品です。
ここではそんな『スパイファミリー』がいつ頃の時代を想定して描かれているのか、そしてどの国を舞台にしているのかを調べてまとめています。さらに、作中に登場する建物などのモデルについても調査してみました。
『スパイファミリー』が大好きな方も、これから楽しむ予定だという方も、ぜひ読んでみてください。
『SPY FAMILY/スパイファミリー』の時代はいつ頃?
『スパイファミリー』は、1960年~70年代の時代を想定して描かれています。
これは作者である遠藤達哉先生が実際にコミックスで述べているので、確実なようです。
ただし「何となーく」という言葉も含んでいるので、実際の時代とは異なった部分も出てくる可能性もあるのでしょう。そこはフィクションとして、純粋に“物語”を楽しみたいですね。
『SPY FAMILY/スパイファミリー』舞台となっている国のモデルは?
『スパイファミリー』では、東国(オスタニア)と西国(ウェスタリス)という国が舞台となっています。どちらも架空の国であり、公式からモデルとなっている国の名前は発表されてはいません。
しかしネット上では、すでに舞台になっていると予想される国が浮上しています。
舞台①:ドイツ
まず一つ目の予想はドイツです。
理由としては、物語の舞台である東西の国が冷戦状態であるという設定が、ベルリンの壁によって分断されていたドイツを連想させるからです。
また、物語の中で使われている通貨も、以前のドイツの通貨であったものと名称が似ているからとも言われています。
・1998年まで使われたドイツの通貨:マルク・ペニヒ
・スパイファミリ―の通貨:ダルク・ペント
マルク→ダルク、ペニヒ→ペント。たしかによく似ていますね。
そして、主人公・ロイドが行っている「オペレーション梟(ストリクス)」の最終目的である国家統一党総裁・ドノバン・デスモンドのモデルは、アドルフ・ヒトラーではないかという予想もありました。
そのことからもドイツを連想させられるようですね。
#ヒトラー #ナチス pic.twitter.com/D8NZsVesQU
— ぱいはtryz (@gqiE3Cv37cvKK2V) September 25, 2022
舞台②:イギリス
2つ目の予想はイギリスです。
これは登場人物がイギリスっぽさを感じる名前だからというのが理由になっています。英語が使われているところも、イギリスではないかと考えられているようです。
さらに、この後紹介する作中に出てくる建物のモデルもイギリスのものがあるので、それもイギリスが舞台だと考えられる理由になっているのでしょう。
『SPY FAMILY』は、ドイツとイギリスがメイン舞台として描かれているようですね。
『SPY FAMILY/スパイファミリー』舞台となっている建物のモデルは?
『スパイファミリー』は、物語の中に登場する建物にも、モデルとなっているといわれる建造物があります。
フランクフルト中央駅
SPY×FAMILY聖地②
黄昏が次の依頼を受け取った場所はおそらくフランクフルト中央駅がモデルとなっています🚉
行先はバーリント(Berlint)となっていますが、これはベルリン(Berlin)がモデルとなっていそうですね😆#スパイファミリー #SPY_FAMILY #SPYxFamily #聖地巡礼 #舞台探訪 pic.twitter.com/3FMBSu2t8l
— Daily Otaku Life (@DailyOtakuLife) May 6, 2022
主人公・黄昏(たそがれ)=ロイド)が、物語の要となるミッション「オペレーション梟(ストリクス)」の依頼を受け取った場所は、ドイツにあるフランクフルト中央駅がモデルではないかと言われています。
フランクフルト中央駅は、ドイツ西部の交通網の中枢となっているとても大きな駅です。黄昏が依頼を受け取る時に座ったベンチも探してみたいですね。
バイエルン国立歌劇場
珍しくFGO以外の聖地巡礼です。
SPY×FAMILYのアニメ第3話より、アーニャのお受験のためにオペラを観に行った劇場です。
これはミュンヘンにあるバイエルン国立歌劇場がモデルとなっています。#聖地巡礼 #SPY_FAMILY #スパイファミリー #ミュンヘン pic.twitter.com/qianvLSBFo— Jun@次はFGO6th『BEYOND THE BORDER』ですね! (@Jun_Redrose) July 9, 2022
アーニャがイーデン校を受験するために、オペラを見に行くというエピソードがありました。 その時に行ったオペラハウスは、ドイツにあるバイエルン国立歌劇場がモデルだと言われています。
バイエルン国立劇場は、ドイツを代表する歌劇場の一つです。建物自体も素晴らしいので、外観だけでも楽しむことができますよ。
イートン・カレッジ
衝撃の事実!スパイファミリーのイーデン校聞き覚えあると思ったら俺が中学生の頃留学で行ったイートン校だった!笑
聖地巡礼済み!なんなら寮生活してた! pic.twitter.com/t6kcA7z4Sn— なめこ。 (@namechan_dao) May 16, 2022
スパイファミリーのイーデン校の原作になったイートン校
はげちゃびんも真ん中にいるよ pic.twitter.com/MvivRWfrMd— Uguisu,血と暴力の国 (@Uguisu28071801) May 28, 2022
アーニャが通うことになった名門校・イーデン校のモデルは、イギリスにあるイートン・カレッジがモデルだと言われています。名前がそっくりですね。
イートン・カレッジは男子校ということなので、この点はスパイファミリーのイーデン校とは異なっているようです。
ただし、イートン校は王室の子息も通うことのある学校ということで、名門校であることは『スパイファミリー』のイーデン校と同じですね。
ルーブル美術館
#スパイファミリー #spy_family 小ネタ。3話のオペラハウスがバイエルン国立歌劇場なのはこないだ言ったけど、その直後に行ってる美術館はルーブルっぽいね、どうかな pic.twitter.com/W9tkQLQIHK
— こなたま(CV:渡辺久美子) (@MyoyoShinnyo) May 20, 2022
オペラと同じく、アーニャのお受験対策で行った美術館は、フランスのルーブル美術館がモデルだろうと言われています。世界最大級の美術館として、日本でも有名ですよね。毎年800万人以上の入場者が訪れる人気の美術館です。
さらに、アーニャが美術館で無邪気に言った”くびちょんぱ”の像は、「サモトラケのニケ像」ではないかと言われています。
ルーブルで見たサモトラケのニケ像 pic.twitter.com/cuuiKnLlbA
— カヱル (@tyuukeikerokero) May 20, 2017
サモトラケのニケ像は、「勝利の女神」として知られる有名な像です。
アーニャもこの後、見事難関校の受験に勝利しています。何かの勝負事の前に見に行きたい作品ですね。
トラバント
#SPY_FAMILY のEDクレジットに「取材協力 日本トラバントクラブ」と見つけた。そうかOPアニメーションのあの車は #トラバント だったか! pic.twitter.com/ww9AckKmLm
— KeiZeeBird (@KeiZeeBird) May 14, 2022
建物ではありませんが、作中に登場する車にもモデルがあるようです。
トラバントという車がモデルだと言われています。
トラバントは、東ドイツで生産されていた小型乗用車です。ベルリンの壁崩壊後にはドイツ全域で主流となり、“トラビ”の愛称で国民に親しまれました。
作中には、その他にも知る人ぞ知る旧車が登場しているようですよ。
#SPY_FAMILY #スパイファミリー
そういえば..、SPY×FAMILYを昨日から視聴したり
原作を読んでいるけど、アニメ版の車達….、ちゃんと
冷戦にあった車たちが大よそだね。
トラバント(オープニング)GAZ-13やバルカス(1話)
後ワーゲンバス(2話)も…。制作陣..、カーマニアぞ。 pic.twitter.com/mxODKT04a7— RONIN (@RETRO50281484) May 21, 2022
2話ラストのカーチェイスで敵が乗っていた車は
恐らくヴァルトブルクやね。
2ドアの313や 353W(オープニング、1話のモブ)辺りが出ているね。 pic.twitter.com/0CUlXC5nh1— RONIN (@RETRO50281484) May 21, 2022
『スパイファミリー』は、車マニアの人たちも楽しめそうですね。
まとめ
『SPY FAMILY/スパイファミリー』の時代設定はいつ?舞台国や建物のモデルは?についてまとめました。
- 『スパイファミリー』は1960年~70年代の時代を想定
- 『スパイファミリー』の舞台はドイツやイギリスを中心の可能性大
- ロイドが依頼を受け取った場所のモデルはドイツにあるフランクフルト中央駅
- オペラハウスのモデルはドイツにあるバイエルン国立歌劇場
- イーデン校のモデルはイギリスにあるイートン・カレッジ
- 美術館のモデルはフランスのルーブル美術館
- 車のモデルはトラバント
時代設定がわかると歴史的な背景もわかり、物語を新しい視点からも楽しめます。歴史や時代背景を知るきっかけにもなりますね。
モデルだと言われている町や建物は、聖地巡礼スポットとしても楽しめるでしょう。ヨーロッパ中心なので日本からは遠いですが、ぜひ行ってみたいですね。