【「鎌倉殿の13人」にも登場した2人!】曽我兄弟が知れる書籍『曽我兄弟より熱を込めて』紹介

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小説

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日本には多くの歴史があります。出来事や人物など、令和となった現代まで何年も語り継がれるというのは、とてもすごいことですね。

ここでは、鎌倉時代から語り継がれている「曽我兄弟」のお話が描かれた『曽我兄弟より熱を込めて』という書籍を紹介します。

作品の基本的な書籍情報に加えて、私が読んでいて「ありがたい!」と感じたポイントを記しました。

さらに、「曽我兄弟」が大河ドラマ『鎌倉殿の13人』でも話題になったことについても触れています。ぜひ読んでみてください。




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「曽我兄弟より熱を込めて」はどんな本?


  • 作品名:曽我兄弟より熱を込めて
  • 著者:坂口螢火
  • ジャンル:歴史
  • 出版:幻冬舎メディアコンサルティング
  • 刊行:2023年1月30日

 

『曽我兄弟より熱を込めて』は、坂口螢火さんによる作品で、鎌倉時代に起きた「曽我兄弟の仇討ち」がテーマとなっています。

日本三大仇討ちの1つと言われる「曽我兄弟の仇討ち」が起こる背景や、それまでの兄弟の生涯などが、わかりやすく解説されながら描かれている書籍です。

 

●曽我兄弟とは?

曽我兄弟とは、鎌倉時代初期を生きた武士の兄弟で、父親の仇である工藤祐経を仇討ちしたことで名が知られています。

 

【ここがありがたい!】『曽我兄弟より熱を込めて』を読んだ感想

『曽我兄弟より熱を込めて』は、語り継がれている「曽我兄弟の仇討ち」が描かれている書籍です。もちろん面白かったという感想が一番にあるのですが、それに続いて“ありがたい!”とも感じました。

ここでは、私が『曽我兄弟より熱を込めて』を読んで”ありがたい!”と感じたポイントを紹介します。

「人物をイメージしやすいところ」がありがたい!

曽我兄弟に関わってくる人物たちを、頭の中でイメージしやすいところがありがたいと感じました。

『曽我兄弟より熱を込めて』は、「曽我兄弟の仇討ち」が解説付きで描かれていますが、登場する人物たちの性格や心情がとてもわかりやすく表現されています。

物語というのは、登場人物がどのような人物だということが想像できて、初めて楽しめるものだと思っています。絵柄がない本では、自分の頭の中で人物の顔や性格をイメージするのです。『曽我兄弟より熱を込めて』は、そのイメージがとてもしやすい文章だと感じました。

十郎の繊細な性格や五郎のちょっと短気な様子などがよくわかるので、歴史の本が苦手だという人も読みやすいと思います。

 

兄弟のお母さんの心情は、特にリアルに表現されているので、同じ母親立場としては泣きそうになります。

 

「合間にある豆知識」がありがたい!

お話の合間に出てくる豆知識がつまった閑話休題がありがたいと感じました。

閑話休題は、メインとなる「曽我兄弟の仇討ち」のお話の途中でいくつか登場します。

地方武士の住居や当時のトイレ事情、そして主役の曽我兄弟の酒飲み事情など、どれも教科書には決して載っていないネタばかり。知る人ぞ知る歴史雑学が楽しめますよ。

兄弟が持っていた名刀「微塵丸」「膝丸」についてのお話も面白かったです。

「聖地巡礼情報」がありがたい!

曽我兄弟にまつわる場所を教えてくれる、聖地巡礼情報がありがたいと感じました。

アニメやドラマを見ると、その物語の舞台を巡りたくなる聖地巡礼。歴史好きもこの聖地巡礼は大好きです。

推し武将がいる人は、その武将が深く関わっていたお寺や神社、お城などを巡って楽しみます。たとえ建物がなくなった”跡地”の状態だとして、その土地に立ったというだけで意味があるのです。

Twitterには、曽我兄弟好きの方たちが、曽我兄弟ゆかりの地を訪問した様子をツイートされています。

作者の坂口螢火さんも聖地巡礼ツイートされていました!

 

『曽我兄弟より熱を込めて』は、2人が処刑されそうになった由比ヶ浜や、曽我兄弟の聖地巡礼には欠かせない城前寺についての情報が出てきます。

曽我兄弟を知らない人も、『曽我兄弟より熱を込めて』を読めば間違いなく曽我兄弟を好きになるはず。きっと「ここに行ってみたい!」と思うでしょう。

「十郎の忍石」や「五郎の沓石(くついし)」なんていうおもしろい岩の情報もありました。

 

曽我兄弟は大河ドラマ『鎌倉殿の13人』にも登場!

曽我兄弟は、2022年の小栗旬さん主演の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に登場しました。この時、Twitterでは“曽我兄弟”がトレンド入りを果たしています。

鎌倉時代の幕開けの頃を生き抜いた曽我兄弟。『曽我兄弟より熱を込めて』を読むまで私は知らなかったのですが、知っている人はもちろん知っています。多くの人が曽我兄弟の登場に驚いたようですね。そして曽我兄弟の登場を喜んでいる様子のツイートが目立ちました。

曽我兄弟好きとしては完全な新参者の私ですが、こんなに話題になっていたなんてなんだか嬉しいです。

ちなみに「曽我兄弟の仇討ち」について調べたところ、2023年現在、大河ドラマにはなっていないようです。しかし「曽我兄弟より熱を込めて」を読んだ後は、大河ドラマ化も十分あり得る内容だと思いました。

もしもそうなったら、十郎と五郎を誰が演じてくれるのか、俳優さんにも注目が集まりそうですね。




まとめ

【「鎌倉殿の13人」にも登場した2人!】曽我兄弟が知れる書籍『曽我兄弟より熱を込めて』紹介についてまとめました。

書籍『曽我兄弟より熱を込めて』は、「曽我兄弟の仇討ち」について描かれた坂口螢火さんによる作品です。

『曽我兄弟より熱を込めて』を読んで、“ありがたい”と感じたポイントを紹介しました。

  • 人物をイメージしやすいところ
  • 合間にある箸休め
  • 聖地巡礼情報

 

仇を討つことだけを目標に生きてきた曽我兄弟。現在の世の中で仇討ちという復讐行為は決して賛成できるものではないですが、こうするしかなかったような時代だったのでしょう。その行為について、今の私たちに良い悪いを判断することは難しいですね。

思うところは人それぞれですが、こういった時代があり、このような出来事があったという事実を“知る”ということは大切なことだと思います。そして、それをこのように本などでわかりやすく“知れる”ということは嬉しいですね。

面白く曽我兄弟が知れる『曽我兄弟より熱を込めて』。あなたもぜひ読んでみてください。




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