少女漫画が好きでよく読んでいます。今回読んだのは漫画『高嶺の蘭さん』という作品です。
料理が得意な料理男子、眼鏡が似合う眼鏡男子など、〇〇男子という言葉をよく聞きますよね。『高嶺の蘭さん』に出てくる男子はお花に詳しいお花男子です。そしてヒロインは蘭という名前を持つ女の子。
花がテーマとなり、たくさんの花が登場するとってもかわいいいお話です。ネタバレなしで紹介するのでぜひ読んでみてください。
漫画『高嶺の蘭さん』はどんな漫画?
- 作品名:高嶺の蘭さん
- 作者:餡蜜
- ジャンル:少女漫画
- 連載誌:別冊フレンド
- 出版社:講談社
- コミックス発売巻数:10巻(完結済)
漫画『高嶺の蘭さん』は別冊フレンドに2017年から連載された少女漫画です。高校生2人のかわいいラブストーリーとなっています。
作者である餡蜜先生は、同じ別冊フレンドで2014年から『カンナとでっち』で連載デビューされた漫画家さんです。
ーあらすじー
高嶺 蘭(たかみね らん)は勉強も運動も完璧にこなす女の子です。その上容姿端麗なため、周りからは“高嶺の花”と呼ばれて一目置かれていました。部員が一人もいなくて困っていた先生のために園芸部に所属する優しい女の子でもあります。
そんな蘭は、同じクラスの佐伯 晃(さえき あきら)とちょっとしたアクシデントをきっかけに話をするようになります。
初めは話しかけることも緊張してしまう蘭ですが、晃が花屋さんの息子であることもわかり、2人はだんだんと“花”を縁にして仲良くなっていきます。
漫画『高嶺の蘭さん』のオススメポイント
漫画『高嶺の蘭さん』は高校生男女の王道ラブストーリーです。話をしたこともなかった2人がだんだん距離をつめていって・・という展開は少女漫画にはよくあり、特に珍しいものではありません。
しかしそんな漫画『高嶺の蘭さん』には、この作品ならではの魅力がいくつもありました。
季節の花がたくさん登場
よくある少女漫画ですが、“花”が関わってくるところが作品全体を華やかにしているなと感じました。2人のデートや学校のイベントにも、必ず花が登場してくるのがこの物語の特徴です。
季節の花が出てくるので、毎話違う楽しみがあって新鮮でした。
単行本ではそれぞれのお話の合間に花屋姿の晃君が花言葉を教えてくれる絵があるのですが、そちらもとてもかわいかったです。
絵が細かくキレイ
たくさんの種類の花が登場するのですが、花の繊細な部分までとても細かくキレイに書かれています。だからといってコテコテの感じではなく、あくまでも”自然に美しく”という絵が印象的でした。
小さなカスミソウ、壮大なひまわり畑、そして花ではない部分ではお弁当の中身までとても丁寧でキレイに描かれています。
漫画は絵の好みで好き嫌いが分かれますが、私はとてもオススメしたいキレイな絵の漫画です。
晃がいちいちカッコいい
晃君がいちいちカッコいいです。ドS男子だったりかわいい犬系男子だったり、少女漫画に出てくる男子はいろいろいますが、晃君は天然王子様男子(花屋)といった感じです。
初登場の神対応に始まり、他の男子が“高嶺の花”として話すのをとまどっている蘭に普通の対応をしてくれたり、「オレの気持ち」と言ってさらっとさわやかにブーケをくれたり。これはみんな惚れてしまいますよという感じの晃のさわやかさが素敵です。
漫画『高嶺の蘭さん』はアニメ化・実写化してる?
漫画『高嶺の蘭さん』は2021年4月現在、アニメ化も実写化もされていません。ただし別冊フレンドで最終回を迎えたのが2020年の12月だったので、これから先にアニメやドラマとなって映像化することも十分可能性はあると思います。
個人的にはこれはドラマ化を希望しています。たくさんお花がでてくるので本物の花で見てみたいというのが理由です。ひそかに期待して待つことにします。
まとめ
漫画『高嶺の蘭さん』は、別冊フレンドで連載された人気漫画です。最終巻の10巻も発売され、物語は完結しています。
たくさんのキレイな花が出てくる高校生2人のピュア系ラブストーリーです。ゆっくり進んでいく恋愛と美しい絵に癒されますよ。少女漫画が好きな方はきっと好きになると思います。