【ネタバレしないあらすじ&感想】漫画『日々蝶々』を読んで

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漫画

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読んだ漫画をネタバレなしで紹介しています。今回は漫画『日々蝶々』。高校生たちの純粋な少女漫画です。ヒーローポジションの男の子が眼鏡男子だったというだけで読み始めた漫画です。

そのように絵柄から入った漫画ですが、内容も新鮮で面白かったのでこちらで紹介したくなりました。

テンポとしてはおっとりゆっくり進んでいく感じの恋愛漫画です。

ここでは主な登場人物やあらすじ、私が読んだ感想を極力ネタバレしないようにまとめています。

またアニメ化や実写化についても調べてみました。ぜひ最後まで読んでみてください。




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漫画『日々蝶々』とは?

 

  • 作品名:日々蝶々
  • 作者: 森下suu
  • ジャンル:少女漫画
  • 掲載誌:マーガレット
  • 単行本発売巻数:全12巻(完結済み)
  • 出版社:集英社

作者の森下suuさんは原作と作画をそれぞれが担当している漫画家ユニットです。2009年にコンビを組んで、その年の「マーガレット 第57回NEWまんがゼミナール」で『僕の星を君へ』を初投稿し、第1位特賞を受賞されています。

漫画『日々蝶々』は2012年~2015年に漫画雑誌「マーガレット」に連載されました。“ピュアな王道少女まんが”という作品で、無口な2人がゆっくりと恋愛をしていく物語となっています。

漫画『日々蝶々』主な登場人物&あらすじ

漫画『日々蝶々』は高校生の恋愛漫画なので、出てくる主な登場人物も高校生達がほとんどです。ストーリーに関わる主な登場人物を紹介します。

 

<主な登場人物>

・紫石 すいれん(しばぜき すいれん)

物語の主人公。かなりの美人で周りから見ると高嶺の花であることから、学校で“高嶺ちゃん”と呼ばれている。

小さい頃からモテすぎるため極端に話すのが苦手に育ってしまった。

髪はふわふわのロングヘア。

 

・川澄 泰一(かわすみ たいち)

眼鏡がトレードマークな男の子。部活は空手部に入っており、小さな頃からずっと続けている。女子と話すのが苦手

 

・清水 あや(しみず あや)

すいれんの友達で小さな頃からずっと仲良し。モテすぎるすいれんを守るようにいつもそばにいてくれるとっても良い子

髪は黒髪ショート。

 

・工藤 ゆり(くどう ゆり)

すいれんの友達。川澄&良佑とは同じ中学校出身。元気でかわいい女の子。カフェでバイトしている。

 

・高屋 良佑(たかや りょうすけ)

川澄の友達で同じ空手部ずっと一緒に空手をやってきた仲間でもある。元気で活発な男の子。

 

・新川 こはる(しんかわ こはる)

すいれん達の一つ上の学年の女の子。かなりかわいい。登場したころは川澄のことが好きだった。

 

・後平(あとひら)

中盤で登場。他校に通う川澄達の先輩空手仲間。女子人気が高くモテる。

 

<あらすじ>

柴石すいれんは小さな頃からあまりにもモテすぎる女の子。歩けば誰もが振り返り、声もかけられまくる生活がトラウマになり、極度の無口になってしまった。
中学は女子校に通っていたが、女からもモテまくり共学の高校へ進学。

入学後もすいれんはすぐに騒ぎの的になり、そのかわいさから先輩に絡まれてしまう。それを助けてくれたのが空手部の川澄泰一だった。
すいれんはそんな川澄を目で追うようになり、好きだとも自覚していく。川澄もすいれんが気になり気持ちを自覚。
異性が苦手な者通しの恋愛が始まる。



漫画『日々蝶々』を読んだ感想

漫画『日々蝶々』はテンポがとってもゆっくりな作品です。もっと進んでくれ~と思ってしまうすいれんと川澄の恋愛ですが、好きになること、付き合っていくということを学んでいく二人の姿がとっても素敵な物語でした。

 

無口×無口の恋愛

すいれんはかなりの無口、そして川澄もすいれんほどの無口ではないですが、女子と話すのはかなり苦手なタイプです。

そんな二人はまず話すことさえも上手くできておらず、読んでいる方としてはかなりウズウズしてしまいます

現実にはここまで口下手同士の恋愛関係は上手くいかないんじゃないかな?と思うのですが、すいれんと川澄は違います。おしゃべりが下手くそなすいれんも話す内容をメモして、川澄と頑張って上手く話せるように努力します。

話すことを考えたりすることってありますよね。「次に会った時にこの話をしよう!」と話題をあらかじめ決めておく気持ちはとてもよくわかります。

川澄は川澄で癖になってしまっている敬語での会話をやめようと努力します。

一生懸命な二人の付き合いがかわいらしくて面白いですよ。

初心者同士のお付き合い

初めてのことをするときは何でも最初からうまくはいきません

スポーツだって勉強だっていきなり上手な人はいないでしょう。練習してだんだんと上手になっていきますよね。

恋愛もそうなのでしょう。

好きだという気持ちに気づいて付き合うことにはなったけど、すいれんと川澄は2人とも付き合うということなんて初めて。川澄は頑張ってデートに誘いますが、失敗してしまうという出来事もありました。

すいれんも話すこと自体が苦手ですが、頑張って自分の気持ちを伝えようと努力します。いつも口に出る言葉はほんの少しですが、気持ちを込めてまっすぐに川澄に伝えます。

お互いが付き合うことに一生懸命なんです。

学校でも教えてくれない男女交際というものは経験して学んでいくしかありません。どちらかが慣れていればいいですが、すいれんと川澄は初心者同士。悩んだり喜んだりしながら彼氏彼女という立場での付き合いを経験していきます。

純粋すぎる2人を応援しながら読んでしまいました。

漫画『日々蝶々』のアニメ化や実写化について

漫画『日々蝶々』は2021年6月現在アニメ化されていません。しかしドラマCDにはなっており、2014年に当時連載中だった雑誌「マーガレット」に特典として付属されました。

<ドラマCD声優陣>

  • 柴石 すいれん役/花澤 香菜
  • 川澄 泰一役/逢坂 良太
  • 清水 あや役/沢城 みゆき
  • 工藤 ゆり役/種田 梨沙
  • 高屋 良佑役/下野 紘
  • 新川 こはる役/小清水 亜美
  • 後平役/石川 界人

かなり豪華な声優さんがそろっていますね。みなさんキャラクターイメージにぴったりです。

もしもこの先アニメ化があるとしたらこのメンバーのキャスティングを期待します。

 

漫画『日々蝶々』は2021年6月現在、実写化もされていません。実写化については作者である森下suuがコメントを残していました。

漫画や小説は人気が出ると、アニメや実写になることが多いですが、中には失敗作として話題になるものも多いですよね。話題作りのためだけに作ったのかと思う出来だと原作ファンとしては悲しくなります。

作者の方がこのように実写化は作品にそぐわないというのをはっきり言ってくれているとなんだか安心してしまいます。

素敵な作品なのでこのまま世界観を壊さずにいてほしいです




まとめ

漫画『日々蝶々』は雑誌「マーガレット」に掲載された作品です。

単行本は12巻まで発売され、物語は完結しています。

内容は異性慣れしていない男女のラブストーリーです。初めて人を好きになり、一生懸命に恋愛を頑張る姿がとてもかわいらしい作品となっています。

ドラマCDにはなっていますが、アニメ化・実写化はされていません(2021年6月現在)。

ゆるやかに進んでいく2人の恋愛が純粋でかわいらしい作品です。ぜひあなたも読んでみてください。

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