自分が好きな小説が実写化されるとなると、どんな作品になるんだろうとわくわくしますよね。原作が大好きな者からしたら、残念な仕上がりになってしまっているととてもがっかりしてしまいます。
映画『祈りの幕が下りる時』は私の大好きな小説の実写版ですが、最高の仕上がりとなっていました。豪華なキャストたちによる素晴らしい演技で、号泣させられる場面がいくつもある作品です。
そんな映画『祈りの幕が下りる時』をここでは詳しく紹介します。ネタバレは含みませんので安心して読んでみてください。
映画『祈りの幕が下りる時』の概要
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映画『祈りの幕が下りる時』は、2018年1月に公開された映画です。東野圭吾さんの大人気シリーズであるミステリー小説『祈りの幕が下りる時』が原作となっています。
主演は加賀恭一郎役の阿部寛さん。『加賀恭一郎シリーズ』ではずっと恭一郎役を担当されています。この人なしではこのシリーズの実写化はなりたちませんね。
主題歌はJUJUさんの『東京』。同じ加賀恭一郎シリーズの『麒麟の翼~劇場版・新参者~』でも主題歌を担当されていました。美しい歌声が物語を彩っています。
監督は あのとんでもない視聴率をとるドラマ『半沢直樹』のドラマディレクターでもある福澤克雄監督です。
映画では2008年に公開された『私は貝になりたい』や2019年公開の『七つの会議』などの作品を手掛けています。
物語の内容はシリーズの完結編に当たるとして大きく話題になりました。映画観客動員ランキングでは初登場で首位となる成績を残しています。
映画『祈りの幕が下りる時』の豪華なキャスト
実写化の目玉はなんといってもキャストです。映画『祈りの幕が下りる時』でもその豪華なキャストが発表されたときに大変話題になりました。
一部となりますがキャストを紹介しします。
- 加賀恭一郎・・阿部寛
- 浅居博美・・松嶋菜々子
- 松宮脩平・・横溝淳平
- 金森登紀子・・田中麗奈
- 浅居博美(中学時代)・・桜田ひより
- 田島百合子・・伊藤蘭
- 浅居忠雄・・小日向文世
かなり豪華な俳優陣ですよね。
阿部寛さんと松嶋菜々子さんはこの作品が初共演となったようです。
松嶋菜々子さんと言えばだれもが知る美しい実力派女優さんですが、今回の浅居博美役の演技も予想通り素晴らしいものでした。美しく強い女性を演じてくれています。
阿部寛さんと松嶋菜々子さんというベテラン2人のキャストは名前を見るだけで「絶対おもしろい!」と安心してしまいますね。
映画『祈りの幕が下りる時』心に残った親子愛
映画『祈りの幕が下りる時』は、加賀恭一郎の母親の失踪と殺人事件の捜査がメインテーマでしたが、それとは別に強く心に残ったのは浅居親子の愛情です。
父親役は過去のシーンと現代シーンどちらも小日向文世さんが演じています。いろいろな役柄をこなされていますが、今回は娘を思う父親の愛情と執念のようなものがしっかりと感じられ、とても素晴らしかったです。派手な役ではないのにずっしりと重みがあるという感じがしました。
そして過去のシーンで14歳の浅居博美を演じた桜田ひよりさんも素晴らしい演技力でした。当時は16歳という若さでの出演です。
娘が最後まで父親を思う気持ちや、どんなことをしても絶対に娘を守り抜いてみせるといった父親の覚悟のようなものを感じる物語です。
まとめ
映画『祈りの幕が下りる時』は、2018年に阿部寛さん主演で公開された映画です。松嶋菜々子さんがヒロインを務めています。
原作の内容に沿ったお話で、長年の謎だった加賀恭一郎の母親についてが明かされる話題の作品となりました。
加賀の母親と殺人事件がメインですが、そこに関係する父と娘の親子の物語がもう一つの主軸と言えます。
親子の愛情がとても胸に残る悲しい物語です。ぜひあなたもご覧になってみてください。
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