名作とは年月が経ち、世代を超えても愛され続ける作品のことです。漫画本の世界にもたくさんの名作漫画が存在します。
今回はそんな名作漫画の中から『H2』という作品を紹介します。
野球と恋愛がいい具合に合わさって、野球のルールをほとんど知らないような野球音痴な私でも楽しませていただいた作品です。
ネタバレはしないようにあらすじも少し紹介しています。ぜひ最後まで読んでみてください。
『H2』はどんな漫画?
- 作品名:H2
- 作者:あだち充
- ジャンル:少年漫画
- 掲載誌:週刊少年サンデー
- 巻数:34巻
- 出版社:小学館
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『H2』は1992年から1999年まで週刊少年サンデーで掲載された少年漫画です。
高校野球をテーマに、物語の中心人物となる4人の男女の青春と恋愛を描いた作品となっています。
コミックスは34巻まで発売され、物語はすでに完結しています。
通常のコミックス以外でもワイド版で17巻、文庫版として20巻が発売されており、累計は5500万部を超える大ヒットとなっています。
『H2』の登場人物とあらすじ
・国見 比呂(くみに ひろ)
主人公。物語開始時は高校1年生。ひかりとは幼馴染。
中学時代から名前が知れたピッチャーだったが、肘の故障だと医者から言われ、野球から離れる決意で野球部がない高校(千川高校)へ進学。
・橘 英雄(たちばな ひでお)
比呂の親友。中学時代から比呂と同じチームで活躍していた。物語開始時は高校1年生。
明和第一高校の野球部で4番バッターを努めている。中学時代、比呂からひかるを紹介され、付き合うようになった。
・雨宮 ひかり(あまみや ひかり)
比呂の幼馴染。物語開始時は高校1年生。明和第一高校に通う美人な女の子。弓道部に所属。
夏だけだが野球部のマネージャーでもある。
・古賀 春華(こが はるか)
千川高校野球部のマネージャー。父親が社長のお嬢様。高校野球の大ファン。
野球部のない千川高校に野球部を作り、比呂が甲子園を目指すきっかけになった女の子。兄がいる。
ーあらすじー
中学生の国見比呂はエースとして、親友の橘英雄と野球チームで活躍していた。
しかし肘を痛めてしまい、医者から野球はもう無理だと診断をされてしまう。
野球をあきらめるために比呂は野球部のない千川高校へ進学、英雄は野球の名門校でもある明和第一高校へ進学した。
比呂は千川高校で野球を避けるように他の部活動へ参加したりしていたが、他の部員たちが野球をバカにする態度に我慢できず、人知れず活動していた野球同好会に一時的に入会する。
少しだけの参加のつもりだった比呂だが、そんな時に肘の故障を診断した医者がヤブ医者であったことが判明。その後正しい診断によると、比呂は全く問題なく野球を続けていけることが分かり、野球同好会に正式に入会した。
そして甲子園へ向けて、まずは野球同好会を正式な野球部とすることを目指す。
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『H2』を読んだ感想
『H2』はもうかなり昔の漫画になります。しかし今読んでも全く違和感なく楽しんで読むことができました。
私自身、野球と言うスポーツに全く興味がないのですが、この作品を楽しく読めたのは恋愛についてもしっかりと描かれていたからではないかと思います。
特に男の子と女の子の思春期がやってくる“ズレ”により、幼馴染2人がなかなか思うように結ばれないという感じが他の作品では見たことがなく新鮮でした。
野球も最後まで盛り上がりますが、恋愛面でも最後まで目が離せない作品ですよ。
『H2』のアニメと実写ドラマ
名作である『H2』は過去にアニメ化をされ、実写ドラマ化もされています。アニメ版はテレビ朝日系で1995年から1996年にかけて放送されました。
ドラマ版はTBS系で『H2~君といた日々』として2005年に放送されています。
主演の比呂役には山田孝之さんが、そして古賀春華役に石原さとみさんなど豪華な顔ぶれのキャストで作られた作品です。
最終話では原作にはなかった結末が描かれており、ファンの間でも大きく話題になりました。
まとめ
『H2』は週刊少年サンデーに掲載された高校野球をテーマにしたスポーツ系少年漫画です。スポーツと恋愛が高校生の男女の青春物語として描かれています。
大ヒットしたこの作品は、過去にアニメとしてもドラマとしても放送され、話題をよびました。
野球漫画はたくさんありますが、私の中でのダントツはこの『H2』です。
同じあだち充さんの作品では『タッチ』も名作ですが、『H2』も負けていないと思います。ぜひまだ読んだことがない人は読んでみてくださいね。
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