美しく繊細は絵柄が特徴的な尾崎衣良さんの漫画作品。
ここでは、そんな尾崎衣良さんの作品の中から、ちょっと怖さを感じてしまう漫画『真綿の檻』を紹介しています。
作品の基本的な書籍情報や、漫画『真綿の檻』がどのような内容なのかについて、ネタバレなしでまとめました。アニメ化や実写化についても記しています。
ぜひ読んでみて下さい。
漫画『真綿の檻』とは?
- タイトル:真綿の檻
- 作者:尾崎 衣良
- ジャンル:女性漫画・ヒューマンドラマ
- 掲載:姉系プチコミック/姉プチデジタル
- 単行本発売巻数:3巻 ※第4巻は2024年08月10日頃の発売予想
- 出版社:小学館
漫画『真綿の檻』は、尾崎衣良さんによる漫画作品です。2022年から漫画雑誌「姉系プチコミック」と姉系プチコミックのデジタル版「姉プチデジタル」で連載が始まりました。2024年2月現在も、連載中です。
作者の尾崎衣良さんは、他作品に、『深夜のダメ恋図鑑』などがあります。
漫画『真綿の檻』はこんな漫画
「真綿の檻」が2本立てで登場!
娘を束縛する毒母の闇がついに暴かれる…!
編集部全員が震えた戦慄の過去編、絶対見逃さないで下さいね!!!#真綿の檻#尾崎衣良#姉系プチコミック pic.twitter.com/1Z7UzWkfg6— プチコミック【公式】 (@petitcomic) December 12, 2023
漫画『真綿の檻』がどのような内容なのか、ネタバレしないようにまとめています。作品を手に取るきっかけにしてくだされば嬉しいです。
短編が詰まったオムニバス
漫画『真綿の檻』は、短編がつまったオムニバス形式の作品となっています。
登場人物も変わり、全くちがう物語が始まるのは、テンポも良く、読みやすさがあります。自分の中で一つずつ区切りをつけて読めるので、漫画は読み始めたらついつい読み過ぎちゃうという人も、休憩を入れやすいですよ。
現在発売中の最新刊・第3巻の最後は、2つ目のお話の途中となっています。
物語が長すぎると飽きてしまうという人にもおすすめです。
どのお話もテーマは毒親
漫画『真綿の檻』は、短編がつまった作品ですが、どの物語もテーマは「毒親」です。
「毒親」という言葉が登場した時、「自分を生んでくれた親に「毒」なんて言葉はひどいな~」なんて思いましたが、この作品を読めば、「ちょっとぴったりな言葉なのでは?」なんて思ってしまいました。それぐらい、とんでもない親が登場します。
もう少し詳しく言えば、親の中でも、特に母親がメインとなっています。
ヒロインは母親から必要とされ、愛されているようにも見えますが、実際は所有物のように扱われ、つなぎ留められているような状態。牢獄のような「家」から出られないような状態は、まさに真綿の檻です。
特に、2つ目のお話は、ホラー作品のような怖さもあります。
親の立場から見ても、「こんな親は嫌だ!」と思ってしまいます。
手の込んだ新鮮な構成
漫画『真綿の檻』は、物語の構成に手が込んでいて、新しさを感じることができます。
1つ目の物語は、主人公の娘だけの視点ではなく、母親側の視点からも描かれています。娘視点だけを読めばひどい親が印象的に映りますが、母親視点を読めば、子育てや結婚生活から起こる歪みが見えてきます。
また、2つ目の物語は、サスペンスミステリーのような構成になっていて、衝撃の展開に驚くような読み方ができます。
1つの作品を色々な角度から楽しめるところが、とても新鮮です。。
構成だけでなく、絵柄もキレイで素敵です。
漫画『真綿の檻』はアニメ化・実写化してる?
姉プチ9月号発売日!
550万DL突破の超ヒット作、尾崎衣良先生「真綿の檻」67P掲載!
娘を束縛する最恐の母を描いた「祈里編」、ついに母が本性を現し…!?
背筋も凍る展開をお見逃しなく! pic.twitter.com/tmgGArYqt7— 『深夜のダメ恋図鑑』公式 (@damekoi_chart) August 4, 2023
漫画『真綿の檻』は、アニメ化も実写化もされていません(2024年2月現在)。
2024年2月現在、単行本は3巻までが発売されている状態です。映像にするのなら、もう少し連載が進んでからかもしれませんね。個人的には、実写化の方が似合いそうな気がします。
もしも、実写化となれば、ヒロインはもちろんですが、それ以上に、物語の要となる「親」を誰が演じるのか、キャストに注目が集まりそうですね。
まとめ
【テーマは毒親】漫画『真綿の檻』紹介 アニメ化・実写化についてもについてまとめました。
- 漫画『真綿の檻』は、尾崎衣良さんによる漫画作品
- 漫画『真綿の檻』は、「姉系プチコミック」「姉プチデジタル」で連載中(2024年2月現在)
- 漫画『真綿の檻』は、短編が詰まったオムニバス形式
- 漫画『真綿の檻』のテーマは毒親
- 漫画『真綿の檻』は、構成に手が込んでいて新鮮
ずしりと心に残る作品です。あなたもぜひ読んでみて下さい。