読んでみておもしろいと思った漫画をネタバレなしで紹介しています。おもしろい漫画ないかなぁと探している人が手に取ってみるきっかけになればと願っています。
今回紹介させていただくのは『この音とまれ!』という漫画です。
学園青春物語ですが、ちょっと珍しく、琴を弾く男の子が主人公のお話です。
ネタバレはしないように登場人物やあらすじ、そして見どころやアニメ化・実写化についてなども調べてみたのでぜひ最後まで読んでみてください。
漫画『この音とまれ!』はどんな漫画?
- 作品名:この音とまれ!
- 作者:アミュー
- ジャンル:少年漫画
- 掲載誌:ジャンプスクエア
- コミックス:26巻まで発売 ※2巻は2022年9月2日頃発売予定
- 出版社:集英社
漫画『この音とまれ!』は月刊誌「ジャンプスクエア」で連載されている少年漫画です。2021年10月現在も連載は続いています。
和楽器である箏をテーマにした物語で、高校の筝曲部に所属する男女の青春を描いた作品となっています。
作者のアミューさんにとって連載デビュー作品でもあります。
漫画『この音とまれ!』の主要登場人物とあらすじ
<主要登場人物>
・久遠 愛(くどお ちか)
主人公。物語開始時は高校一年生の男の子。以前は喧嘩ばかりするヤンキーだったが、おじいちゃんと暮らすうちに箏について知り、高校では筝曲部へ入学する。箏の練習に対して真面目に取り組む。
・倉田 武蔵(くらた たけぞう)
物語開始時は高校二年生の男の子。先輩たちが卒業してからたった一人の筝曲部員になった。愛たちが入部して、部長として筝曲部を引っ張っていく。眼鏡をかけて真面目でおとなしいビジュアル。
・鳳月 さとわ(ほうづき さとわ)
天才的な箏の実力をもつ女の子。学年は愛と同じ。美人で強気な子だが、人と関わるのはあまり得意ではない。筝曲部に入部し、愛たちと関わりながらだんだんと人と関わることにも慣れていく。
・高岡 哲生(たかおか てつき)
愛の幼馴染で学年も同じ男の子。同学年だが、まるで愛を子供のように面倒見てくれるお兄ちゃん的存在。料理も得意で勉強もできる。昔から愛の良き理解者。
登場人物は物語が進んでいくうちに主要人物だと感じられるメンバーがだんだんと増えていきます。
ネタバレにもなってしまうので、とりあえず初期に登場するメンバーのみ紹介させていただきました。
この他にも筝曲部のメンバーや顧問の先生なども登場します。
ーあらすじー
札付きの悪として有名な久遠愛は、高校に入学すると、筝曲部に入部します。そのときの筝曲部は多くの先輩たちが卒業したため、倉田武蔵が一人だけ所属している状態でした。
悪い噂しかない愛が筝曲部へ入るということは武蔵には理解できず、愛を良く思っていない不良たちからも目を付けられ部室をめちゃくちゃにされてしまいます。
しかし武蔵は愛がとんでもなく悪い奴だと言われている本当の理由を知り、箏に対しても本気だということがわかり、愛を正式に筝曲部メンバーとして認めました。
そこへなぜか天才的な実力を持つ鳳月さとわも入部してくれ、愛の友達も参加したため、筝曲部は部員不足からの廃部という危機は免れます。
しかし愛を悪い奴だと決めつけている教頭先生は筝曲部の活動を認めておらず、全校生徒が認められる演奏をしなければ筝曲部の活動を認めないと言ってきました。
愛たちは筝曲部の存続をかけて、ほとんどが素人メンバーである筝曲部で1か月後に全校生徒に披露する演奏の猛特訓を始めます。
漫画『この音とまれ!』はここが面白い!
漫画『この音とまれ!』は部活をがんばる高校生たちの学園物語です。それだけならよくあるストーリーなのですが、この漫画ならではのおもしろいところがいくつかあるので紹介します。
①絵が美しい
漫画で大切なのはやはり絵だと思います。表紙を見たときに絵が好きでなければ中身を読もうと思いません。
『この音とまれ!』は表紙ももちろんですが、中の絵もとても美しいのです。
特に目がきれいですね。かわいくみせるための大きすぎる目で描かれる女の子ではなく、均等の取れた顔立ちで、登場人物たちが描かれています。
もちろんみんなイケメン設定なわけではなく、箏メンバーの中にもちょっと太っているキャラなどそれぞれ特徴を持っているのですが、ガサツな感じはなく、どの人物もとても丁寧な絵となっています。
指先や髪の毛の先までキレイだなぁと思えるんです。絵をみるだけでも癒されますよ。
②”ヤンキー✖箏”の設定が新鮮
2つ目の面白いところは物語のメインアイテムである箏と、主人公の男の子が元ヤンキーなところです。
正確にはそれほどひどいヤンキーではなく、とても良い子なのですが、この2つの組み合わせが意外性があってとても新鮮でした。
チャラい見た目の男の子が正座して箏を弾いている姿は、他の漫画では見たことがありません。
箏男子が流行るかもしれませんね。
③感動とギャグと恋愛がちょうどよいバランス
少女漫画好きな私的には、メインではなくてもどこかしら恋愛要素が入っているとテンションがあがります。
この漫画の全体的なメインテーマは、同じ部活の仲間たちと学園祭で箏を弾いたり、全国大会に出ることを目標に頑張ったりする青春物語です。しかしそんな中でほどよい感じに恋愛要素が入っています。
この“ほどよい”という感じを上手く伝えるのが難しいですが、おまけ的ではなく、がっつりというわけでもなく・・という感じですかね。イイ感じにキュンキュンできるんです。
キュンキュン系が好きな人もぜひ読んでください。キレイな絵なので恋愛シーンも見ていてかわいくて美しいですよ。
筝曲部の活動だけではなく、恋愛面もかなり先が気になってしまいます。
そしてそこへ少年漫画的なギャグ要素も入ってきます。笑いがちゃんと入っていると、長く続いても読むのに飽きがきませんよね。
感動したり笑ったりキュンキュンしたり。なにかと忙しい漫画ですよ。
漫画『この音とまれ!』3巻分無料読み可能!
魅力たっぷりの感動漫画『この音とまれ!』は2021年10月現在まんが王国で3巻分を無料で読むことができます。
ポイントを購入してそのポイントで漫画を読むことができるサイトです。特徴的なのはポイントの購入金額によってポイントが還元されるという嬉しいシステム。実質かなりお得に漫画を読むことができますよ。
2021年10月現在、まんが王国では『この音とまれ!』を1巻分が無料で、そして会員は3巻分が無料で読めるというキャンペーンが開催されています。会員登録は無料です。メールアドレスさえあればすぐに登録できるので、登録だけして3巻分読むこともできますよ。無料読みは2021年10月18日までとなっています。
その他にも会員限定の無料作品がたくさんあるので、ぜひまんが王国を利用してみてくださいね。
漫画『この音とまれ!』はアニメ化・実写化している?
漫画『この音とまれ!』はなんと舞台化しています。
音楽モノを舞台化するのって難しいですよね。漫画で観客がビリビリきちゃってる演奏が再現できるのか?と思いましたが、感想を検索してみると、高評価が目立ちました。
この音とまれ舞台見てきました〜
元から琴をやってた訳じゃない人達があんなに真剣にひいてるの
感動してあと何回か見たいです、。
この音とまれ舞台を見た私「えっ…ビジュアルまんまじゃん…」
この音とまれ舞台生演奏を聞いた私「えっ…音までまんまじゃん…」(????????)
引用元:https://www.anikore.jp/anime_review/12120/
漫画『この音とまれ!』はアニメ化もしています。アニメ版も高評価です。
部員の絆が深まる瞬間は、感動して泣いてしまいます。
本作のデキで考えるとかなり高いレベルで表現できていたと思います。
オリジナル曲らしいですが、普通に聞き応えのある曲の完成度でした。
引用元:https://www.anikore.jp/anime_review/12120/
音をテーマにした作品なので実写やアニメで見るとまた迫力が違いますよね。
漫画で表現できない部分を上手く補ってくれたと考えることができそうです。
アニメ『この音とまれ!』は別記事で紹介しています。
作品の中で登場した演奏曲がCDになって発売されています。龍星群や天泣など、筝曲部メンバーの名曲がつまっていますよ。
まとめ
漫画『この音とまれ!』は、ジャンプスクエアで現在も連載が続いている作品です。
箏をテーマにしており、高校生の男女が筝曲部での活動や恋愛をしながら、毎日を一生懸命過ごしていく物語になっています。
実写版として舞台化、そしてアニメ化もされており、どちらも見た人からは高評価となっているようです。
読み進めていくうちにどんどん面白くなっていく作品です。ぜひあなたも読んでみてください。
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