【過去一忙しい元旦SP!!】『相棒23』元旦スペシャル 第9話「最後の一日」ネタバレあらすじ　見どころ

＜それぞれの大晦日＞

こてまりと美和子は市民合唱団の練習に参加中。

杉下は、陣川と一緒に買い物に来ていた。
買いにきたのは、婚約指輪。なんと、陣川にはもうすぐ赤ちゃんが生まれるらしい。

亀山は、伊丹と益子と一緒に、警察学校時代の同期・澤田(旧姓：北村)の家に遊びに来ていた。
旦那さんも紹介される。

芹沢と出雲はお仕事。角田課長の応援で、反社会的組織関係の容疑者を、喫茶店で待ち伏せている。

甲斐峯秋と社美彌子は、与党の大物議員・伊地知義弘の事務所に挨拶へ向かう。

国民的ニュースキャスターである桧山弘一は、大晦日の生放送番組に出演するため控室で準備をしていた。
そこで、ジョーカーを名乗る人物からの脅迫状を発見。
桧山は、テレビ番組でジョーカーを反社会的組織の手先だと言ったことで目を付けられ、ジョーカーから自宅ガレージを燃やされるという被害も受けている。
脅迫状の内容は「娘は預かった。警察には言うな。指示に従わなければ娘は殺す」というものだった。

<迷子発生>

無事に指輪の買い物が済んだ杉下と陣川は、子どもがいなくなったので探しているという女性に出会う。
子どもの名前は結愛。警察だということを明かし、一緒に探していると、階段に結愛のものと思われる靴を発見。そこへ、女性に電話が入る。
電話の相手は、女性の夫である桧山弘一だった。
女性は脅迫状の話を聞き、夫婦は結愛は誘拐されたと確信。警察には言うなという指示だったので、電話を切った後、女性は、杉下と陣川に、娘は帰ったらしいと嘘をつき、その場を後にする。
異変を感じ取った杉下は、陣川に女性を追うように指示し、自分は監視カメラの映像を確認に行く。
そこには、スーツケースを運ぶ男の姿が映っており、腕にジョーカーの腕章も確認できた。

<容疑者確保と妊婦の破水>

喫茶店で待機しながら、出雲は、隣に座っていた妊婦の女性と話をしている。
女性は、男性を待っているようだった。
その時、女性が破水していしまい、慌ててかけよった出雲は誤って手錠を落としてしまう。
ちょうどそこへ容疑者の男が現れ、手錠を見て動揺。バレてしまったのでそのまま逮捕に踏み切る。
男のカバンの中からは拳銃が発見され、腕にはジョーカーの刺青があった。

<澤田の夫>

亀山・伊丹・益子の3人は同期の家でご飯を食べながら話をしている。
澤田の夫は、テレビ局のプロデューサーで、今日は大みそかの特番が控えていたが、後輩に譲ったという。
気さくに話していたが、妻である同期の澤田の表情がどことなくおかしい。

<伊地知義弘>

甲斐峯秋と社美彌子は、伊地知義弘の事務所に到着する。
そこへ衣笠副総監も到着し、伊地知に挨拶をする。

<容疑者の取り調べ>

喫茶店で連行した男を取り調べるが、結愛の誘拐については、何も知らないという。
ただし、テレビ局に仲間が出入りしていると聞いたことがあると供述した。

<番組プロデューサー>

桧山の妻も加わり、誘拐についての話をしているところに、陣川が姿を現す。
デパートからつけてきたことを言い、芹沢と杉下も到着した。
杉下は、プロデューサーに、桧山の娘・結愛が誘拐されたことを伝える。
そのプロデューサーが、番組は始まった直後、スマホで「言われたとおりにやっている。妻は無事か」などと打っているのを杉下は確認する。

<偽物の澤田の夫>

澤田の自宅にて。
亀山は、置いてあるゴルフクラブは左利き用なのに、澤田の夫は右手を使っていることから、お前は偽物だと指摘する。

<生放送での告白>

ジョーカーから通常通り生放送を始めろと言われていたので、桧山は指示通りに番組を進めている。
そこで、以前、ジョーカーを批判したことを訂正しろと言われると思っていたが、番組開始後に出された指示は、「不倫を告白しろ」という指示だった。
桧山は、指示通りに、不倫していることを自ら暴露する。
上から「中継に切り替えろ」と言われるが、プロデューサーはそれを無視して放送を続けるように指示を出す。

<偽澤田夫の逃走と本物の澤田夫>

偽物だと指摘された澤田の夫は、亀山たちを振り切って逃走する。
妻である菜穂によると、偽物の男は、前日に押し入って爆弾を仕掛けたと言い、爆発させたくなければ、何があっても放送を続けろと、夫に要求してきたらしい。
そこへ、杉下から亀山に連絡が入る。

番組を無理やり続けようとしていたプロデューサーは、本物の澤田夫だった。
電話越しに妻の無事を確認したプロデューサー・澤田は、安心して番組進行についての指示を出す。

<誘拐犯とジョーカー>

杉下は、小型カメラなどが見当たらないことから、スタッフの中に誘拐犯の一味がいるのだろうと推理する。
しかし、「不倫」という私的なことを告白させたことから、誘拐がジョーカーの一味によるものなのかどうかには疑問を持つ。

そこへ、亀山と伊丹も到着。
杉下は、亀山が撮っていた偽澤田夫の写真を全捜査員に共有するよう指示を出す。

<陣川の相手>

出雲は、破水した女性に付き添って病院にいる。
そこへ、彼氏だと思われる男性から女性のスマホに連絡が入る。
その男性はなんと、陣川警部補。
出雲は、陣川に状況を説明した。

<次の指示>

次の指示は、「経歴詐称を告白しろ」というものだった。
桧山は、言われた通り、経歴詐称を告白する。

桧山の評判はどんどん落ちていく。付き人の武部には、講演会のキャンセル電話もかかってきた。
武部は、自分のボールペンで、置いてあった紙の裏側に、詳細についてメモを取る。

<小瀧市の土砂災害>

桧山の楽屋には、初心を忘れないようにと、小瀧市の土が置いてあった。
以前、小瀧市で土砂災害があり、その取材で桧山は報道大賞を取ったという。
それを聞いて亀山は、澤田家に押し入った偽物の男が、澤田夫に「小瀧市の取材にお前も同行したのか？」と聞いていたという話を思い出す。
杉下は、小瀧市に災害が起きたのは、5年前の今日だということも気にかかっている。

小瀧市の土砂災害で犠牲となったのは2人。
そのうちの一人は、土砂が直撃した施設の職員である山本ひかりという女性。
そしてもう一人は、伊地知義弘の秘書だった。

<ジョーカーは誘拐に無関係>

スタッフの中から、ジョーカーの一味が発見される。
しかし、スマホを調べても誘拐に関することは出てこなかった。
桧山の個人情報を患部に伝えていただけだと言い、幹部も誘拐については否定した。

<次の指示>

番組を進行中の桧山。スマホには、次の指示が入る。
「5年前の土砂災害。お前の罪を告白しろ」

<山本ひかりについて>

杉下と亀山は、土砂が直撃した小瀧市の施設に向かう。
施設には、ひかりが在籍していたころの写真も飾られていた。
職員に話を聞くと、当時は、伊地知の母親が入所していて、伊地知も頻繁に見舞いに来ていたという。
災害があった日は、ひかりは忘れ物を取りに行くと言って、施設に戻ったらしい。
さらに、ひかりが伊地知からセクハラを受けていて、訴えるつもりでいたこともわかった。

杉下は、ひかりが取りに戻ったという忘れ物は、裁判に使うための証拠だったのではと考える。

<桧山の告白>

桧山は指示通り、小瀧市の話を始める。
しかし、途中で「脅されているから助けてくれ」と訴えてしまう。
犯人からは、「娘を殺す」というメッセージが送られてきた。

<誘拐犯>

杉下は、仮眠室に向かう桧山の付き人・武部に声をかける。
武部は、杉下と亀山が施設で見た写真に写っていた。
その横にはひかりもおり、2人は恋人同士なのだろうとわかる写真だった。

仮眠室から結愛が無事に発見される。

<桧山が犯した罪>

連行される武部に、桧山は詰め寄る。
武部は、USBにひかりが被害を受けた時の音声データが入っていたこと、そしてそれを弁護士に送る準備をしていたことを話す。
災害の後、USBを見つけに戻ったが、USBは先に桧山が見つけていた。
武部は、ジャーナリストなら真実を公表してくれるはずだと考え、そのままにした。
しかし、桧山はひかりの死を美談で終わらせ、さらに、伊地知との取引の道具にしていたと怒りをあらわにした。

桧山は、このことは番組の中で必ず公表すると約束し、USBは桧山家のお墓の中にあると伝えた。

<持ち去られたUSB>

桧山家のお墓を捜したがUSBは見当たらない。
足跡があったことから、別の人物が持って行ってしまったよう。
杉下は、武部が持っていたボールペンには通信機がついていたのだろうと考え、内容を聞いていた人物は偽澤田夫だと考えた。

<USBの行方>

偽澤田夫は、桧山家のお墓から持ち出したUSBを伊地知に渡している。
先生の力になれて嬉しいと話す偽澤田夫。
伊地知は、ご機嫌な様子で、妻が出演するというコンサートへ向かう。

<偽澤田夫の正体>

偽澤田は伊地知に挨拶をして場を離れる。
その様子を、コンサート会場に来ていた社美彌子と甲斐が見ていた。
美彌子は、伊地知に挨拶をした男が、捜査員に共有された写真に写っていた男だということを確認。

澤田家に残っていた指紋から偽澤田夫の正体が判明。
名前は柘原彰といい、元自衛官。小瀧市の災害の救助にもあたっている。
さらに、手の組み方から、ひかりの縁者である可能性が高かった。
杉下は、柘原は、音声データをコピーし、効果的なタイミングで、公表しようとしているのではないかと考える。

<お腹の中の子の父親>

出雲は、紗央理の病室にいる。
お腹の子の父親である男性の写真を見せてもらいながら、2人で話をしていた。
そこへ、陣川が登場。
陣川は、元カレとの子どもがいることを承知でプロポーズをしようとするが、スマホに映っていた写真が目に入る。
写真の男性は柘原だった。

陣川が話を聞くと、柘原はひかりのお兄さんであることがわかった。
陣川は杉下に連絡を入れる。

<事件の決着>

伊地知の音声データがSNSで公開された。

市民コンサートが開始される。
こてまり、美和子、そして伊地知の妻も参加している。
同時に、柘原がライフルを構える。
客席には、何も知らない伊地知が楽しそうに座っていた。
社美彌子が連れ出そうとするが、妻が歌うんだと言って、その場から動かない。

杉下・亀山・伊丹・芹沢はコンサート会場に向かう。
伊丹＆芹沢は客席に、杉下と亀山は柘原を捜す。

コンサートは終盤。
ラストの銀テープの発射音に合わせて、銃弾を発射させようとする柘原。
大きな音で銀テープが発射されたが、伊地知には何も起こっていない。
亀山と杉下が抱え込むように、柘原を阻止していた。

柘原は、5年前の事件について武部から事情を聞き、妹の無念を晴らすために今回の事件を計画したことを認めた。

コンサートが終わった伊地知は、妻をねぎらおうとするが、SNSに流された音声データを聞かされ、そのまま伊丹たちに連行される。

桧山は、生放送でひかりのことについて告白した。

<それぞれのその後>

柘原は、紗央理の病室を訪れる。
柘原は、紗央理が復讐を止めるために喫茶店で待っていたこと、そして妊娠していたことを知る。
柘原は、生まれてきた自分の子をそっと胸に抱いた。

テレビ局を出て一人で座っている桧山。
そこへ、妻である真紀子と娘の結愛がやってくる。
真紀子は「帰りましょう」と声をかけ、3人で帰っていく。

伊地知は、警視庁で、上の人間である衣笠を呼べとふんぞり返っている。
動こうとしない杉下たちに怒りながら、自ら衣笠に電話をする。
しかし、衣笠は電話を完全に無視。
最後には、一方的に着信を切られてしまった。
亀山は、奥さんからの伝言を伊地知に伝える。
「二度とその口で政治を語るな!!」
と、おっしゃっていました。

陣川は出雲に「またフラれちゃった」と、ちょっと悲しそうに話す。
出雲は、おしるこを食べながら話を聞いてやっている。

内村部長は、小さな孫にあげるお年玉を準備中。
金額は一万円。
中園参事官もびっくり。

社美彌子は、娘のマリアと電話中。
マリアは彼氏と楽しく過ごせたよう。

こてまりと美和子は、コンサートを聞いてくれなかった杉下と亀山の文句を言いながら、2人だけの新年会。

杉下と亀山は、2人で外を歩いている。
杉下は亀山に、プレゼントだと言って、ハンカチを渡した。
「右京さんが俺にプレゼント!?」と大喜びする亀山。
亀山の喜ぶ姿を確認して、杉下も嬉しそう。
今年もよろしくお願いしますと言いながら、2人は歩いていく。